分からないから面白い

 
昨日、福山で「先端技術セミナー」というのをやった。
中国経済産業局と協力して、東京の大企業にある先端技術(知的財産)を地方に紹介し、新しいビジネスを作るきっかけを作ろう、という取り組みだ。
準備が十分にできずにドタバタになってしまったが、いろんな企業の方が参加され、ひとつの形はできた気がする。
 
夜、ローツェの崎谷社長とアドテックプラズマテクノロジーの藤井社長に飲みに連れて行って頂いた。お二人は備後でIPOを果たされ、今や世界のFPD市場で無くてはならない企業だ。
普段は聞けない貴重な話をいろいろなお聞きでき、とても勉強になった。
 
 
お話を聞いていて強く感じるのは、共に世界をしっかり見据えておられることだ。
もちろん大企業のビジネスでもグローバル規模の視点はあるのだけど、どこかリアルさに欠けている。
…..何が違うのだろう?
 
あまりいい表現が思い浮かばないが、「話が生きている」ということだろうか?
生き抜くための知恵、そのための的確な情報分析、自分なりの見方。
そして「自分がやるんだ!」という気概とエネルギー。そういう力に溢れている。
実体験に基づいた話は常にリアルで、当たり前のことだけどビジネスは「人」で動いていることを改めて実感する。大企業は内にこもるせいか、外の人間関係の話が出ることは少ない。
 
 
藤井社長に「どうして"プラズマ"をやろう思ったんですか?」と尋ねてみた。
「ん? わからんからだよ。」と即答。
 
「…!?」
「女の子だってそうだろ。わからないから知りたいと思う。だから面白いんだろ。」
 
目からウロコだった。その通りです。
下らない質問をした自分にちょっと後悔した。
 
 
深夜、福山で人気の「台湾ラーメン」を食べに付き合って下さった。
公開企業を預かる、決して若くはない社長2人を風邪引かせちゃうかも….とハラハラしたが、寒空の中を20分以上一緒に並んでくれた。冷え切った体にラーメンは本当にうまかった。
 
お二方共、自分なりの視点をしっかり持ち、生きるためのエネルギーに溢れ、そして何より人間として大変魅力的な方でした。
 
 
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