悪のヒーロー(続き)

 
今日、ある雑誌の記事を見ていたら、村上ファンドについて興味深いことが書いてあった。
この事件は2つの理由から「国策捜査」であるという見方だ。
 
ひとつには資金の大半が実は中国から出ていたことが政府の逆鱗に触れたということ。
中国の資金でニッポン放送などメディアを買われたら大変だし、中国が村上ファンドを通じて日本企業を買い漁られたらたまったもんじゃない、という訳だ。
これホントなら、匿名ファンドでは資金の出先を公開する必要は無い、という盲点をうまくついてるなぁ…。
 
もうひとつは、阪神買収が関西の財界の逆鱗に触れて、「アイツをのさばらせていいのか!」と検察に圧力が掛かったという話だ。これもホントかどうかは確かめようはないが、いかにもありそうな話だ。
 
これが事実だとしたら、脇が甘かっただろうなぁ…。
ただ内容もよく分からずに村上=犯罪者、悪い事をした人、という袋叩きは見苦しい。
ステレオタイプの後追いばかり、自分の意見は無いのか? と思ってしまう。
 
金額デカイとか目立ってた、大儲けしていたという話と、犯罪かどうかは別次元の話。
会見でも言ってたけど、「言われてみれば確かにインサイダーかも….」程度のグレーゾーンだということをもうちっと冷静に考えて欲しいな。….昔に逆戻りしたいためにも。
 
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