仕事で文章を書くことが増えて、いろんな方々からアドバイスを受けるようになった。
自分では気が付かなかった発見とかがあって、とても有難い。
以来、書く時に常に意識していることがいくつかある。
特に最近は「素直に書くこと」を心掛けている。
これは多くの方々、特にプロの編集者達から言われてることだ。
一番いい文章は頭から出てくる言葉をそのまま書き留めていくことだと思う。
「て・に・お・は」も正しくなかったり、「です・ます」も揃ってなかったり…。
でもそれでいいと思う。
言葉は意思や気持ちを伝えるためのもので、相手にわかるならそれで十分だ。
綺麗な文章を書こうとするほど、「味」というか個性が無くなっていく。
いじくり回すほど、くどくて分かりにくくなる。
読み返して、順番変えたり、わかりにくい所は補足したり。
せいぜいその程度。
頭から出たばかりの「鮮度」をできるだけ保つようにしている。
分かりやすさと言えば、できるだけセンテンスを短く切ることも意識している。
一行を超えるようなものは、できるだけ2つに分ける。
大抵の場合、その方がずっとわかりやすい文章になる。
小泉さんの話も、一つ一つが短くて分かりやすかったもんな。
言葉を短くすると力強さも増す。
小泉さんと比べると、安倍さんのコミュニケーション力は今ひとつな感じだ。
ある先生には、できるだけ接続語を使わないようにしなさい、と言われた。
「しかし」や「そして」など、便利な言葉なのでつい使いたくなる。
…..まだできないんですけど…(笑)
接続詞を使わないと、文章に緊張感が出てくる。
文章の書き方も工夫しなきゃならない。
前後関係の持って行きかたとか考えるし、表現のバリエーションも出てくる。
あと大切なのは「間」。
これは考える時間として、或いは言葉の塊の意識として。
「間」は空白ではなく、いろんな意味がある。
「行間を読む」という言葉があるけど、まさにそれだ。
そういえば、最近MSNの仕様が変わって、行間か急に狭くなっちゃった。
なんだか書いていてせせこましい…。
少ないスペースで情報量が増えたとしても、ギチギチで読む気にならなきゃ意味ないよ…。
コンピューター的な合理性もいいけど、こういう微妙な感覚わかってほしいな。